小学校 算数
小学校 算数

※本実践は平成20年度版学習指導要領に基づく実践です。
1.単元名
「体積・直方体と立方体のかさを表そう」
2.本時の位置づけ
5/11
3.ねらい
考えさせたいこと |
工夫や手だて |
---|---|
●複合立体の体積を、多様な方法で求める。 ●体積の多様な求め方の中から、一番適した方法を選ぶ。 |
【教具】 【必要な長さを押さえる】 【アニメーションを有効利用する】 |
身につけさせたい力 |
工夫や手だて |
●自分の考えを伝える力 |
【ノート指導から】 【わかりやすく伝える】 |
4.本時の評価規準
○数学的な考え方
複合した立体を、2つの直方体の和や差ととらえたり、変形して既習の形になおしたり、体積を2倍ととらえたりしようとしている。
○技能
複合した立体の体積を求めることができる。
5.単元指導計画(全11時間)
分 |
時 |
学習内容 |
学習活動 |
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導 |
1 |
○かさの大きさ比べをする。 |
・直接比較や間接比較、任意単位で比較し、かさの大きさを比べる方法を考える。 |
直 |
2 |
○どちらがどれだけ大きいかを考える。(直方体と立方体を比べる) |
・体積も単位となる体積をもとに数値化できることを考える。 |
3 |
○直方体、立方体の体積を計算で求める方法を考える。 |
・体積の求め方を考える。 |
|
4 |
○体積の求積公式を適用する。 |
・単位のちがう長さの体積を、求積公式を使って求める。 |
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5 |
○複合図形の体積の求め方を考える。 |
・複合した立体の体積の求め方を考える。 |
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大 |
6 |
○体積の単位「m3」を知る。 |
・1m3の大きさを理解している。(知) |
7 |
○辺の長さが小数で表された直方体の体積を求める。 |
・辺の長さが小数で表された直方体の体積を求めることができ、理解する。 |
|
入 |
8 |
○入れものに入るかさを求める。 |
・内のり、容積の意味や容積の求め方を理解する。 |
9 |
○水のかさの単位と体積の単位との関係を調べる。 |
・体積の単位の相互関係を理解する。 |
|
算 |
10 |
○身の回りのものの体積や容積を調べる。 |
・身の回りのものの体積や容積を調べる。 |
ま |
11 |
○学習内容の理解を深める。 |
・学習内容の定着を図る。 |
6.実践紹介
学習活動 |
指導上の留意点 |
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---|---|---|
出 |
1.複合した立体の体積を求めるという問題に出会う |
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①前時を振り返る。 |
・「たて×横×高さ」「一辺×一辺×一辺」という式の意味を振り返った後に、複合立体に出会わせる。 |
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気 |
2.既習事項を用いて問題を解決していくことに気づく |
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①本時のめあてを確認する。 |
・直方体や立方体に帰着することで、問題を解決できることに気づかせる。 |
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考 |
3.複合した立体の体積の求め方を考える |
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①見通しをもつ。 ②自分で考える。 |
・何とかして直方体や立方体に変形できないかという観点から、解決の見通しを持たせるようにする。 |
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振 |
4.図や式を用いて、考え方を発表し、本時の学習を振り返る |
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①発表しあう。 ②まとめる。 |
・発表ボードにかき込む図や式、色使いなどを工夫し、みんなにわかりやすく伝わるような説明の仕方を考えさせる。 |
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活 |
5.本時での学習事項を活かし、立体の体積を求める |
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①本時の学習を活かして、工夫して求めることができないか、考える。 ②電子黒板に、様々な立体を提示し、イメージ化を図ることにより、本時の学習を活かして求める方法を考える。 |
・表に問題、裏に答えをプリントしておき、1つの問題が解決できたら次の問題へ主体的に進むように、教室の前の机にプリントを順に配置しておく。 ・素早く解決するには、どんな方法が適しているかを考え、話し合わせるようにする。 |