読み物プラス
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2015.02.19
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読み物プラス <Vol.14>
奥羽行進曲

2014年12月、新作の漫画が製本されてきました。3作目になります。
私の思いは、震災後の福島の状況を風化させないことだけにあります。残念ながら、震災後の福島の出来事はもう昔のことになりつつあるような感じさえあります。
しかし、私は福島県人として、この活動を続けていく義務があると思っています。そこで、出会ったのが今回の作品です。原作者は、郡山市を拠点として活動を続けている劇団「ユニット ラビッツ」の座長を務める佐藤茂紀さんによるもので、約20分の演劇を見た時、ラストの絵が頭に浮かんできたのです。彼も志を同じく活動しており、私に漫画を描くきっかけを与えてくれた人です。これからも何度かタッグを組んで取り組んでいこうと思っています。
福島の真実!ということではなく、風化させずに、そして希望のある作品にしようと私は常に思っています。
今回の作品も、今までとは違った視点でご覧いただけるのではないかと思います。福島には、まだまだ帰宅できないところがたくさんあります。いろいろな方に福島に関心を持っていただけると助かります。
・読み物プラスVol.01「NOT YET OVER-あどけない瞳に映るもの-」
・学び!トピックス Vol.32「福島の先生が3.11後を漫画に。」