昭和20年(1945年)8月6日8時15分、広島の街に世界で初めて原子爆弾が落とされました。
これからつづるのは、その爆心地からわずか350mしか離れていない本川国民学校の下足場で被爆した、「清子さん」という一人の女の子のお話です。
約400人が通っていた児童の中で、ただ一人生きながらえることができた当時小学6年生の清子さんの運命は、この被爆の日を境に、思いもよらない方向へ進んでいくことになりました。
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学級経営こそ、教師のやりがい
本著は「学級経営」の要所を分かりやすく解説するものである。
学校管理職の立場から見た学級経営の実態や、担任の立場から見た管理職の姿などを、実例を通じて論じていく。
◆推薦 藤井千春(早稲田大学教育・総合科学学術院 教授)
子どもは「良い自分」になりたいと願っています。しかも、仲間とともに、相互の成長を励まし合い、支え合い、認め合う生活を求めています。学級経営とは、子どもたちのそのような本源的な求めに応えるという、教育の本質に関わる仕事です。子どもたちの心に温かい思い出として残り続ける教師は、子どもたちの本源の求めに応える学級経営を行っています。本著では、そのための知見を開く様々な考え方や方法が示されています。
子どもがつながる社会科の展開
○子どもが主体的に地域・世界と共につながって学習する社会科実践のガイドブック
○グローカル時代に求められる資質・能力を育成する社会科を目指して
○正答の出ない事態や答えが複数ある状況に対応するには
○対話と協働の中で進められる問題解決学習とは
○地域・世界と共に学ぶ社会科が形成する社会認識とは
○子どもの学びを通して成長する教師の姿とは
本書は、現在のグローカル時代に求められる資質・能力を育成するための社会科を提案するものである。新進気鋭の研究者と、日本文教出版教科書『小学社会』の監修者陣、学校現場で子ども主体の実践を積み重ねている社会科教師など、様々な立場から多様性を尊重する活動に取り組む人々が執筆している。(本書 pp.2-3 より)
コミュニティ・オブ・クリエイティビティ
▼本書について
これからの社会に必要とされている「創造性」。しかしどのように育成し、伸ばしていくのかはよく分からない……。そんな疑問に、教育学、教育心理学、実験心理学の専門家3名がチームを組み、「ひらめき」という誰もが経験したことのある現象から解読した一冊。
編者による鼎談「ひらめきディスカッション」及び各専門分野によるひらめきについての論説「ひらめきシンキング」、教育現場で生まれたひらめきの素描「ひらめきスケッチ」、ひらめきを体験するワークを15本紹介した「ひらめきストレッチ」で構成。
★私たちは誰かのひらめきのきっかけになることはできるという、なんとも皮肉だが素敵な存在でもある。
★学びが未来の希望につながるようなひらめき体験を!
★日常と存在の大切さをふりかえること、そのこと自体が「ひらめき」の生まれる教育課程の前提だと思う。
(本書より)
▼映画監督樋口真嗣氏推薦の言葉
「どんなに優れたひらめきも、それを集団や社会が受け止め広げなければ塵と消えてしまうのです。こんな冴えたやり方があったとは!!」
▼こんな人におすすめ
・よりよい学級経営を目指す先生方。
・子供の創造性を育みたい保護者の方。
・企業や社内研修にお悩みの方。
・クリエイティブな集団作りを目指したいビジネスパーソンやミドルマネージャー。
創造性を求めるすべての人に!!
社会科を中心に学びの「本質」を問う
本書は,教師を目指している方や教育現場で活躍している方に,国が示している社会科の究極の目的である「公民的な資質の基礎を養う」ための社会認識力や判断力などを,児童・生徒にどうはぐくむべきなのかを示唆しています。そのために,それぞれの研究分野で著名な大学教員,そして,小・中学校の教育現場をよく知り,全国各地で実践研究を積み重ねてきた実践者・教員,教育行政職員が,次のような章立てで,伝えたいことを自由に執筆しています。
第1章 小・中学校における「学び」
第2章 社会科について
第3章 生活科の「学び」
第4章 総合的な学習の「学び」
第5章 特別活動の「学び」
第6章 各教科の「学び」
第1章を中心に,戦後誕生した社会科に関する学習指導要領の詳細な変遷について述べられています。また,第2章では,小学校の社会科実践例が4本と中学校の単元構想例が示されています。第3章以降では,生活科や総合的な学習の時間を初めとする,小学校における他の教科等と社会科とをどのように関連付けたらよいかなどの課題,さらに,これからの社会科教育を中心とする「学び」の本質に言及しています。
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編
小学校学習指導要領(平成29年告示)の解説書です。
中東の国 クウェートへ
大使夫人として3年間を過ごした、中東の産油国クウェートでの滞在記。
宗教、衣食住、人々の日常生活、クウェートの友人たちとの交流。そして外交の舞台となる大使館や大使公邸の様子。
生き生きとした語り口と、著者撮影の豊富な写真で、等身大のクウェート社会のいまが見える。中東理解に必読の書。
(著者撮影の写真は170枚以上、全てカラーで掲載しています)
<著者>
辻原恵里子
1956年生まれ。大阪市立大学文学部英文学科卒業(美術史専攻)。
2012年から2015年まで、夫の辻原俊博クウェート特命全権大使(当時)とともにクウェートに赴任。
<もくじ>
第1章 クウェートという国
第2章 クウェートの宗教生活
第3章 家族の絆
第4章 クウェートの食事情
第5章 クウェートの民族衣装
第6章 大使館の暮らし
第7章 クウェートと日本
写真ページ
平成29年告示新学習指導要領 授業が変わる! 新しい中学社会のポイント
日本文教出版の「平成29年告示 新学習指導要領」の解説本
中学校社会科において
「資質・能力」を育成する学習って?
「見方・考え方」をどのように働かせるの?
「主体的・対話的で深い学び」を実践するには?
学習指導要領改訂のキーワードにそって、ポイントをわかりやすく解説しています。
また、授業改善に役立つ実践事例を多数紹介しました。
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本書の主な内容
●解説編
・中学校社会科 新学習指導要領 改訂のポイント
新旧対照表
・高等学校地歴科・公民科 学習指導要領の改訂の方向性
・社会科における「カリキュラム・マネジメント」とは
・デジタル教科書の活用について
●実践編(地理・歴史・公民的分野別)
・「資質・能力」を育成する学習
・「見方・考え方」を働かせた学習
・新しい「内容項目」への対応について
・年間指導計画作成の留意点
・実践事例の紹介
●資料編
・平成29年告示 新学習指導要領 総則・社会
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2018年度からの移行措置の実施に向けて、2021年度からの新教育課程全面実施に向けて、理論と実践の両面で、先生方をサポートする1冊です。
平成29年告示新学習指導要領 元文部科学省小学校社会科教科調査官 安野 功がズバッと解説!
新学習指導要領に基づく新しい社会科の授業づくりに挑戦したいという先生方の思いや願いを受け,改訂のこの時期だからこそ明らかにしておきたい内容についてわかりやすく解説しています。
本書の主な内容
第1章 新しい時代の社会科と教科書の方向性
・新学習指導要領と新しい時代の社会科
・日文『小学社会』がめざすもの
第2章 新学習指導要領を読み解く“五つのキーワード”
・資質・能力 キーワード1
・問題解決的な学習 キーワード2
・社会的事象の見方・考え方 キーワード3
・主体的・対話的で深い学び キーワード4
・社会に見られる課題の把握と選択・判断 キーワード5
第3章 新・旧の対比で見えてくる“社会科授業づくりの新しい方向性”
・新しい内容構成
・各学年の内容にかかわる改善点と新しい授業づくりの着眼点
第4章 新学習指導要領の実践課題Q&A
・フル・モデルチェンジ,マイナー・チェンジに対応した授業づくり
・地域版副読本の改訂
・地図帳の積極的・効果的な活用
・体験的な活動と言語活動の充実
・小学校社会科の特質を踏まえた“中学校への接続・発展”
・障がいのある児童などに対する“指導内容や指導方法の工夫”
学び考え、問い続けた校長職
三重県の「個を育てる授業」研究会の顧問である市川則文先生が,学校長として子どもの幸せを望み,学校経営とは?,人材育成とは?と問い続けた歩みを語る。
「社会科の初志をつらぬく会」が長年にわたって研究を続けてきた問題解決学習を基軸に据えて,上からの改革ではなく、授業を変えることからの学校改革や,若手が増加している中での人材育成の視点などが提案されている。
「学校経営にとって重要なのは,がっ子長としての教育観や授業観といった『ものの見方・考え方』である」(同書「はじめに」より)
<もくじ>
第1章 問い続けたこと
~学校長の仕事への想い~
第2章 考え続けたこと
~教育への思い~
第3章 考える校長
第4章 人を育て続けること