題材のポイント vol.01
< 鑑賞 >『ゲルニカ』は語る

 本コーナーでは、さまざまな題材ごとの解説をポイントに絞った内容で掲載しています。
鑑賞作品
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目標

  • 時代背景を考えながら、形や色彩、構図や描き方、制作過程から作品を味わうことに関心を持つ
  • 作者の心情や意図と創造的な表現の工夫を感じ取り、自分の見方や考え方で味わう。
  • 社会の中の美術の可能性やその働きについて理解する。

題材の特徴

  • 美術作品から時代背景や作者の心情などを読み解いていく。その時代や社会の出来事との関係について学ぶことができる。
  • 著名な作家であるピカソの強い思いからくる表現への意欲や工夫について学び、表現する意味とはなにかについて考えることができる。
  • 戦争の悲劇や平和とは何かを考えることができる。

授業の流れ

  • 作品を鑑賞し、はじめに感じたことや、考えたことについて友だちと話し合う。
  • 作品が描かれた時代背景を知り、作者の心情や意図と表現の工夫などを感じ取り、作品から受ける思いについて意見を述べ合う。
  • 美術のもつ力について自分なりの考えをそれぞれ出し合い、感じ取ったことや考えたことをまとめる。

指導のポイント

  • 時代背景など社会的な視点を用いて鑑賞をすることになるが、知識的な分析だけに終わらず、生徒が作者であるピカソの心情に迫るように指導したい。
  • 教師側の一方的な解説は控えるようにして、描かれているものと、その関係性に着目をし、生徒一人一人が自分なりのストーリーを見つけ出せるようにしたい。

注意点

  • 「ゲルニカ」は、その作品の大きさも重要な要素であるので、全体は難しくても、一部を実物大に拡大したり、映写機などで投影したりすることも効果的である。
  • 作品のおよその大きさが分かるよう、体育館などの広い壁などに作品の外周を線でしめすなど、その前で授業を行ったりするなど工夫したい。

評価のポイント

  • 描かれているものの意味に関心をもつ。
  • 作者の心情や意図を想像する。
  • 自分の意見、主体的に感じ取る。
  • 時代背景から、心情を推し測る。
  • 表現の意図と工夫。
  • 美術が社会に与える影響を考える。
  • 自分の意見や考えをもって味わう。