Webマガジンまなびと:「学び!とESD」Vol.21

Webマガジン:「学び!とESD」Vol.21 “ESDと気候変動教育(その4) いざ、気候アクションへ!”を追加しました。

ESDと気候変動教育(その4) いざ、気候アクションへ!

大人に失望する若者たち

 持続可能な未来の基盤をつくるESDには、言うまでもなく世代間の理解や対話が欠かせません。ところが、近年、世界中で学校を休んでまで気候ストライキに参加する若者が急増し、次世代の多くが大人たちに失望していることも伝えられるに至りました。理由は、気候危機を自ら招きながら目先の利益ばかり追求して問題解決に本気で取り組もうとしないからです。
 そうした大人社会を批判する急先鋒とも言えるスウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんの次の言葉は一考に値します。彼女は、2019年9月に開催された国連での気候変動対策サミットにて各国の首脳に向けて次のように語りました。

私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。そもそも、すべてが間違っているのです。私はここにいるべきではありません。私は海の反対側で、学校に通っているべきなのです。あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっています。よく、そんなことが言えますね。あなた方は、その空虚な言葉で私の子ども時代の夢を奪いました。(中略)あなた方は私たちを裏切っています。しかし、若者たちはあなた方の裏切りに気づき始めています。未来の世代の目は、あなた方に向けられています。もしあなた方が私たちを裏切ることを選ぶなら、私は言います、「あなたたちを絶対に許さない」と。

 各国の首脳が参加していたサミットで16歳(当時)の少女がこのように怒りをあらわにしたのは記憶に新しい人も多いでしょう。ただ、考えようによっては、気候変動という地球規模課題は大人にとって信頼回復のチャンスであると言えましょう。
 では、学校で大人たちは未来世代への「本気度」をどのように伝えることができるのでしょう。国際社会では、この問いに対する答えが本連載で繰り返し主張しているホールスクール・アプローチです。体系的に学校全体(まるごと)で持続可能性を実装していくことが未来世代の要望(潜在的な声も含めて)に私たちが誠実に応えていくこの上ない手立てとなるのです。

学校を気候アクションのモデルにする

 SDGsに関して「教室で教えることを校内から実践しよう!」…学校でできるアクションは明快です。「ESDと気候変動教育」の「その1」及び「その2」でいくつかの切り口と手立てを示しましたが、今回はテーマごとのアクションについて共有したいと思います。筆者が関わってきたユネスコの会議や事業の成果として、ユネスコはアクションの具体例を気候変動に関連するテーマごとに示しています。

表1 気候アクションのテーマと具体例

テーマ

気候アクションの具体例

生物多様性と自然

◆土着の花や低木、フルーツや野菜を植える
◆遊び場や野外の学び場、校舎に日陰を作る木々を植える

エネルギー

◆使っていない時には電気やコンピューター等の電気製品を消す
◆効果的に作動しているかどうかを確かめるために定期的に器具を点検する

責任を負う消費

◆地元の物を買う
◆責任を伴った労働や健康や安全に配慮されて作られた農園・農場・工場の製品を購入する

健康と幸福

◆校内カフェテリアで健康的かつ有機で地元産、さらに最低限の包装での食品提供を行う
◆定期的な手洗いを勧められるように流しと蛇口の維持管理をする

ゴミと屑

◆ゴミを出さないお弁当をもってくるように生徒と職員に促す
◆生徒と職員に対して正しい場所でのゴミ捨てを促すために要所にリサイクル用と堆肥用と容器用のゴミ入れを設置する

交通

◆生徒や学校職員に持続可能な交通を利用するように促す
◆新しい校舎を建てる場合は公共交通機関により容易にアクセスできる地域に設置する

◆利用していない時には水を止める
◆舗装された道路を大嵐の雨水を溜めておけるような自然素材の舗装に替える
◆全ての化学物質が適切に処分されているか確認する(単に排水口に流すだけでなく)

理科・技術

◆気候に影響を与える自然界及び人間による影響を調べる
◆よく使用されている化学物質の社会・環境・経済的な影響について評価する

職業・技術教育

◆男女の労働者の健康及び環境を守ることを目指し、職場の安全性を評価する諸々の手段を用いる
◆社会・環境的な課題解決にむけた技術的な手段は何かを明らかにする
◆製品やデザインに関する環境・社会的責任を採り入れる

出典)‘Modeling Climate Action’. UNESCO(2016, p.15) 訳:筆者

 気候変動や地球温暖化と聞くと、時間的にも空間的にもスケールが大きすぎて、どこから着手して良いのか途方に暮れる、とよく聞きます。しかし、表1を見ると、日常の身近なところからアクションを起こせる機会に満ちていることが分かります。表に示された例は授業に限らず取り組めるアクションです。総合学習や特別活動、校外学習、遠足(修学旅行)などの参考にもなるでしょう。こうした具体的なアクションと授業での学びを有機的に結びつけるなど、子ども達は地球とのつながりについて想いを巡らし、未来への希望を自ずと持つことができるようになるのではないでしょうか。
 校内環境は気候変動教育で大切にされるべき価値観そのものを反映したものでなくてはなりません。木を植えたり、コンポストを作ったり、エネルギーを効率よく使用したり、紙などの資源を節約したり、節水したり、昔からの施設・設備を修繕したりすることは、当然ながら経済的な恩恵をもたらしますし、何よりもそうした実践に挑む管理職や教師、さらには保護者や地域の大人たちの姿勢から未来世代が何にも代えがたい価値観を学ぶことでしょう。「国連ESDの10年」の当初より強調されてきたことですが、ESDは価値志向性の強い教育であり、気候危機の時代を迎え、その性格がより強調されるようになったと言えるでしょう。
 次回は、こうしたアクションが軌道に乗り、その営み自体が持続的になるような評価について考えてみたいと思います。

【参考文献】

  • UNESCO (2016) Getting Climate-Ready: A Guide for Schools on Climate Action.
  • 永田佳之(2019)『気候変動の時代を生きる:持続可能な未来へ導く教育フロンティア』山川出版社.

「形が動く 絵が動く」(第5学年)

1.題材名

「形が動く 絵が動く」
工作に表す

2.目標

コマどりアニメーションの仕組みを使って、表し方を工夫する中で、普通なら動かないものが動く面白さを発見したり、動きのキーワード(ウゴワード)をもとに「動き」を追求したりして、アニメーションをつくる。

【知識及び技能】

  • コマどりアニメーションの仕組みを使って、楽しい動きや変化をつくるときの感覚や行為を通して、動き、奥行き、バランスなどを理解する。
  • 表現方法に応じてデジタルカメラやタブレットコンピュータを活用するとともに、前学年までの材料や用具についての経験や技能を総合的に生かしたり、表現に適した方法などを組み合わせたりするなどして、表したいことに合わせて表し方を工夫して表す。

【思考力、判断力、表現力等】

  • 動き、奥行き、バランスなどを基に、自分のイメージをもちながら、材料などを動かして感じたこと、想像したこと、見たことから、表したいことを見つけ、形や色、材料の特徴、構成の美しさなどの感じなどを考えながら、どのように主題を表すかについて考える。
  • 動き、奥行き、バランスなどを基に、自分のイメージをもちながら、自分たちの作品の造形的なよさや美しさ、表現の意図や特徴、表し方の変化などについて、感じ取ったり考えたりし、自分の見方や感じ方を深める。

【学びに向かう力、人間性等】

  • 主体的にコマどりアニメーションの仕組みを使って、楽しい動きや変化をつくる学習活動に取り組み、つくりだす喜びを味わうとともに、形や色などに関わり楽しく豊かな生活を創造しようとする態度を養う。

3.題材設定の理由

 動画や写真を撮影したり編集したりすることが当たり前な社会に生活する子どもたちにとって、アニメーションをつくることはとてもワクワクする活動であると考えた。また、今回の活動では、動きを何度も確認したり友人と見合ったりできるよう、「KOMA KOMA×日文」 アプリを使って取り組んだ。
 題材においては、「動き」を追求できるように、動きに関するキーワード「ウゴワード(回転・集合・行進・広がる)」を提示した。動かすものは「ありえないこと」を生み出す楽しさを感じられるように、「普通だったら動かない」身近なものとし、子どもたちの筆記用具や図工室にある材料・用具を使用した。消しゴムや鉛筆が命を吹き込まれたように動き出した瞬間、子どもたちの心が動くことを期待したい。
 指導にあたっては、タブレットの基本操作に慣れるためにも、まず共通のウゴワードを提示し、必然的に「動き」に着目できるようにした。また、ウゴワードによって、互いの動かし方や撮影の仕方の工夫を見つけやすくし、友人のよさを取り入れながら表し方を自分なりに工夫できるようにした。
 情報モラルの指導においては、実体がない動画作品の取り扱いについて、絵や立体の作品と同じように大切にしなければならないということを丁寧に確認した。子どもたちにとって身近なものであり、簡単に操作ができるからこそ、軽いものと捉えず、作品の尊さをしっかりと感じ取ってほしい。

4.準備物

教師:背景に使うパーテーション(プラスチック段ボール)、書画カメラ、教師用タブレット、プロジェクター、図工室に普段から置いてあり自由に使えたりなじみがあったりする材料・用具(色画用紙、カラーペン、描画材、木材など)
児童:タブレット

5.指導計画(全5時間)

  1. アニメーションの仕組みを知り、活動の見通しをもつ。
    動きのキーワード(ウゴワード)「回転・集合・行進・広がる」をもとに、身近なものを使って表す。(2時間)
  2. 動きや変化を確かめながら、表したいことを考え、形や色、配置、動かし方などを工夫して表す。
    ウゴワードを自分で考えてつくる。(2時間)
  3. 作品を鑑賞し、作品のよさや面白さについて伝え合う。(1時間)

6.資質・能力を育成するための指導の手立て

【知識及び技能に関する事項】

  • 子どもたちが何度も試しながら表し方を工夫できるように、アニメーションをつくるときの撮影の方法や再生・保存の仕方を導入で簡潔に説明する。
  • どのような動きに見えるか、確かめながらつくるように声かけをする。
  • 表したいことに合わせて材料を選べるように、図工室にある身近なものを自由に使えるようにする。
  • アニメーションをつくるときの撮影の方法に慣れることができるように、共通の動きのキーワード「ウゴワード」をはじめに提示する。

【発想や構想に関する事項】

  • 「動き」に着目し、面白い動きを生み出したり、同じキーワードからいろいろな表し方が考えられることに気づいたりできるように、共通の動きのキーワード「ウゴワード」をはじめに提示する。
  • 子どもたちの活動の中で見つけた、カメラの位置、撮影の場所、動かし方、対象物などの工夫を共有し、より発想が広がるようにする。

【鑑賞に関する事項】

  • 共有フォルダに保存し、いつでも互いの作品を見合い、友人の作品のよさを理解しながら、共感・賞賛し合えるようにする。
  • 作品を鑑賞する際に、「どんな動きが面白かったか」「どんな表現がよかったか」など、動きのよさや造形的なよさに着目できるよう声かけをする。

【学びに向かう力、人間性等に関する事項】

  • 動きや変化について友人と話し合いながら活動することを促す。
  • 友人の作品を見ることで、いろいろな表現方法があることに気づけるようにする。

7.指導のポイント

●ウゴワード
 「お話づくりではなく、みんなには動きの面白さをとにかく追求してほしいんだよ。だから動きのキーワード、名付けてウゴワードをみんなに紹介するね」と始まった今回の題材。あらかじめ動きが生まれやすい言葉「回転」「行進」「集合」「広がる」を用意し、くじのように引き当て提示した。
 動きに着目した「ウゴワード」は、響きもキャッチーで子どもたちの心をつかみ、活動の方向を明確にした。アニメーションづくりは、ストーリーをつくりこむ面白さもあるが、ストーリーに固執してしまうと動きに変化が出づらく、折角のコマどりアニメーションの面白さを最大限に感じることが難しいと考えた。
 活動していくと、子どもたちの中からこんなウゴワードはどうかな?とアイディアが生まれてきた。はじめのウゴワードで生まれた多様な動きを生かしたり、新たな動きを発見したりしながら、自分なりに考えたウゴワードでつくることで、活動がどんどん発展していくことを目指した。

●「ありえない」を生み出す面白さ
 「普通だったら動かない」ものを対象物にすることで、それが命を吹き込まれたように動き出す「ありえない」ことへの驚きが子どもの心を大きく動かすことを期待した。その心の動きが、何度も試しながらつくったり、友人の作品のよさを積極的に取り込んだりする意欲につながると考えた。

●情報モラル教育
 ICTを活用するうえで外せないことが、情報モラル教育である。つくる楽しさだけでなく、機器の正しい使い方や、データの扱い方は自分や友人を守ることになることをしっかりと伝える必要がある。情報にあふれた時代だからこそ、子どもたちには正しい知識を身に着けてほしい。

8.授業の様子

●導入

 最初にくじ引きして取り出したウゴワードは「行進」。全員が「行進」をテーマにアニメーションづくりに取り組んだ。一次の中盤で二つ目のウゴワード「広がる」を提示し、「行進」をさらに追求してもよいし、「広がる」で新しくつくってもよいことを伝えた。

●作例

 教師の作例として、「普通だったら動かない」ペンが動いているアニメーション作品を見せた。また、同様にペンを使って、撮影の方法などを演示した。

●背景に使うパーテーション

 背景用に、プラスチック段ボールで作ったパーテーションを用意した。用意したパーテーションを使う児童は多かったが、色画用紙で背景をつくる児童、カメラの位置を低くしたり、真上から撮影しようとしたりする児童もいた。

●動きを確かめる児童

 撮影画面を見ながらもののずらし方を考えたり、何度も再生して動きを確認したりしながら、児童は製作に取り組んでいた。

9.作品

●ウゴワード「行進」でつくられた作品

●ウゴワード「広がる」でつくられた作品

実践で使用したコマ撮りアニメーション制作アプリ「KOMA KOMA×日文」や、そのほかのアニメーション作品については、こちらのWebサイトでご確認ください。
https://www21.nichibun-g.co.jp/komakoma/?utm_source=cs045

「わたしたちのくらしと日本国憲法」(第6学年)

1.単元名

「わたしたちのくらしと日本国憲法」(第6学年)

2.目標

 我が国の政治の働きについて、日本国憲法の基本的な考え方に着目して見学・調査したり、各種の資料で調べたりして、まとめ、我が国の民主政治を捉え、日本国憲法が国民生活に果たす役割や、国会、内閣、裁判所と国民との関わりを考え、表現することを通して、日本国憲法の国家の理想、天皇の地位、国民としての権利及び義務など国家や国民生活の基礎を定めていることや、現在の我が国の民主政治は、日本国憲法の基本的な考え方に基づいていること、立法、行政、司法の三権がそれぞれの役割を果たしていることを理解し、学習問題を主体的に追究・解決しようとする態度を養う。

3.評価規準

知識・技能
○日本国憲法の基本的な考え方について見学・調査したり各種の資料を調べたりして、必要な情報を集め、読み取り、我が国の民主政治を理解している。
○調べたことを図表や文などにまとめ、日本国憲法は国家の理想、天皇の地位、国民としての権利及び義務など国家や国民生活の基本を定めていることや、現在の我が国の民主政治は、日本国憲法の基本的な考え方に基づいていること、立法、行政、司法の三権がそれぞれの役割を果たしていることを理解する。

思考・判断・表現
○日本国憲法の基本的な考え方に着目して、問いを見出し、我が国の民主政治について考え、表現している。
○日本国憲法の基本的な考え方と国民生活や国会、内閣、裁判所の働きと国民を関連付けて、日本国憲法が国民に果たす役割や国会、内閣、裁判所と国民の関連を考えたり、国民としての政治への関わり方を考えたりして、適切に表現している。

主体的に学習に取り組む態度
○日本国憲法の基本的な考え方について、予想や学習計画を立てたり、学習を振り返ったりして、学習問題を追究し、解決しようとしている。
○学習したことを基に、日本国憲法の考え方や政治と自分たちとの生活との関わりを考えようとしている。

4.本単元の指導にあたって

①教材について
 日本国憲法には、国民の基本的人権を侵すことのできない永久の権利として保障されていること、我が国が国際紛争を解決する手段として戦争を永久に放棄すること、現在の我が国の民主政治は、日本国憲法の基本理念である国民主権の考え方と深く関わっていること、天皇は、日本の象徴であり、日本国民統合の象徴として位置づけられていること、国民の権利と果たすべき義務が定められていることなどを理解する。また、政治には、国会に立法、内閣に行政、裁判所に司法という三権があり、それぞれが、関連し合って役割を果たしていることから、我が国の政治の仕組みについても理解する。

②学習過程について
 本小単元は、自分と政治との関わり方について選択・判断する場面を終末に設定している。そのため第1時の学習問題をつくる場面では、導入を身近な選管のポスターやチラシ(図②)を活用し、選挙権の歴史的変容(図①)をもとに学習問題をつくる流れにした。

図①

 また、日本国憲法について歴史とつながりがもてるように第2時に日本国憲法ができた歴史的背景を学習し、平和主義から学習していく単元計画を作成した。第5時で簡易的な模擬選挙を行う。これを行うことにより選挙で選ばれた代表者はどのようなことをしているのか次時の〈さらに考えたい問題〉につながると考えた。
 第10時では、第9時で学習問題に対する自分の考えをまとめたことにより、さらに考える問題として、若年層の投票率の低下を取り上げる。(図③)そこから今後、自分たちが政治とどのように関わっていくのか考えさせたい。

図②図③

5.単元の指導計画

学習のねらい

◆本時の問い ○子どもの活動
 
・子どもの反応

◎評価規準の具体例


本時

選挙制度をもとに、日本国憲法について学習問題をつくる。

○選挙管理委員会のポスターやチラシから現在の選挙制度について理解する
・選挙は、18歳から行けるんだ。

◆では、選挙が男女とも20歳以上全員ができるようになった1946年は、何があったのでしょう。
学習問題につながる子どもの疑問例
・日本国憲法が公布されると書いてある。
・日本国憲法が関係しているのかな。

◎資料から日本国憲法の考え方に着目して、学習問題や学習計画を考え、表現している。
【思・判・表】

学習問題
日本国憲法とは、どのようなものなのだろうか。

歴史背景をもとに、どのように憲法ができたのかについて調べる。

◆どうして憲法ができたのでしょう。
○憲法ができた歴史背景について調べる
・日本には、昔悲惨な戦争があったんだ。
◆戦後、日本国憲法ができてどのようなことが変わりましたか。
○憲法がどのようにできたのか振り返る

◎日本国憲法のできた経緯について理解することができる。
【知・技】

平和主義について調べる。

◆平和主義とはなんでしょう。
○資料をもとに平和主義について調べる
・日本には、昔悲惨な戦争があったんだ。
◆今までの学習から日本国憲法は、私たちとどのような関わりがあるのでしょう。
○平和主義から派生し、他の原則も、自分との関わりについて振り返る

◎日本国憲法の平和主義の考え方にについて理解している。
【知・技】

基本的人権について調べる。

◆基本的人権とはなんでしょう。
○資料をもとに基本的人権について調べる
・基本的人権は、人が生まれたときからある権利なんだ。
・権利の他にある国民の義務ってなんだろう。
○天皇の地位について調べる

◎日本国憲法の基本的人権の考え方について理解している。
【知・技】

国民主権について調べる。

◆憲法の前文にある国民主権とはなんでしょう。
○資料をもとに国民主権について調べる
・国の政治の最終決定は、国民なんだ。
・天皇は、どうなるのだろう。
○天皇の地位について調べる
◆実際に模擬選挙をしてみよう。
・よく考えてから投票しないといけないな。
◆選挙で代表者になった人は、どんなことをしているのだろう。

◎日本国憲法の国民主権の考え方について理解している。
【知・技】

国会の働きについて調べる。

◆国会はどのような働きがあるのだろうか。
○資料をもとに国会の働きについて調べる
・国会は、選挙で選ばれた人が衆議院と参議院で予算や法律を決めるんだ。

◎国会の働きについて理解している。
【知・技】

内閣の働きについて調べる。

◆内閣はどのような働きがあるのだろうか。
○資料をもとに内閣の働きについて調べる
・内閣は、国会で決められた予算や法律をもとに、国の実際の政治を進めるんだ。

◎内閣の働きについて理解している。
【知・技】

裁判所の働きについて調べる。

◆裁判所はどのような働きがあるのだろうか。
○資料をもとに裁判所の働きについて調べる
・裁判所は、裁判をするだけでなく、内閣や国会が憲法を守っているかチェックしているんだ。

◎裁判所の働きについて理解している。
【知・技】

学習したことを図にまとめ三権分立を理解し、学習問題をまとめる。

◆学習した三つの機関、国会、内閣、裁判所を図で表してみましょう。
○関係図にしてまとめる
・関係図にすると、三つの機関がそれぞれ関係しているね。
○学習問題に対する自分の考えをまとめる

◎国会、内閣、裁判所の三権がそれぞれ関連し役割を果たしていることを理解している。【知・技】
◎学習問題につい追究し、解決しようとしている。【主体】

若者の投票率の低下から、今後自分が選挙を通じてどのように政治と関わっていくのか考える。

◆投票率を見て気付いたことはありますか。
・とても若者の投票率が低い。
・どうして選挙に行かないのかな。
○今後自分は、どのように政治に関わりたいのか自分の考えを書く
・自分が18歳になったら必ず投票に行きたい。それまで、しっかり政治の仕組みについて勉強したい。

◎今後の自分と政治との関わりについて考えようとしている。
【主体】
【思・判・表】

6.本時の学習

①目標
○選挙に関する資料やポスターなどをもとに、日本国憲法の基本的な考え方について学習問題、学習計画をつくる。

②学習展開

◆…主な問い ○…主な学習活動
?!…子どもの発言

□指導の工夫と
教師の支援

資料

○選挙管理委員会のポスターやチラシから現在の選挙制度について理解する。
◆みなさんは、このようなポスターを見たことありますか。
!ある。家の近くにあるよ。

□選挙について身近に感じられるように発問し、資料を提示したい。

◎選挙管理委員会の投票を啓発するポスターやチラシ(図②)

◎選挙権の移り変わり(図①)

◆選挙は、何歳から投票できるか知っていますか。実は、昔と今は、選挙の仕組みが違います。どのように違いますか。
!選挙は、18歳から行けるんだ。
!選挙って今まで全員できなかった。
?いつから今のように男女とも行けるようになったのかな。

□選挙権が歴史上どのように変わっていったのか、概要を捉えさせたい。

◆では、選挙が男女とも20歳以上全員ができるようになった1946年は、何があったのでしょう。
学習問題につながる子どもの疑問例
!日本国憲法が公布されると書いてある。
?日本国憲法が関係しているのかな。

□年表をもとに、学習問題につながる疑問を考えさせたい。

◎教科書巻末年表

学習問題
日本国憲法とは、どのようなものなのだろうか。

○選挙管理委員会の人の話や日本国憲法の三原則を見て、何を調べればよいか予想をもとに学習計画をつくる。
!国民主権は、きっと私たちに関係することだ。
?平和主義とは、なんだろう。
?基本的人権ってなんだろう。関係あるのかな。
○授業の振り返りと次回の予告を行う。

□6年生の導入単元ということから、できるだけシンプルな言葉で学習問題をつくる。

□選挙管理委員会の人の話や日本国憲法の三大原則の資料から学習計画をつくる。

◎選挙管理委員会の人の話
(「7.資料」を参照)
◎日本国憲法の写真
◎三大原則の図

7.資料

足立区選挙PRキャラクター
せんきょけん エラビ→

足立区選挙管理員会の人の話

 私たち、選挙管理委員会は、公正で公平な選挙をするために、日本国憲法の考え方にもとづいて、選挙の事務の仕事をしています。

1.どうして選挙のポスターを作っているのですか。

 まちづくりに、若者、障がいのある方、お年寄りなど、多くの人の声を取り入れたいと考えています。これは、日本国憲法の考え方にもとづいています。そのため、選挙に行ってほしいので ポスターを作って投票を呼びかけています。

2.なぜ、選挙に行くのですか。

 国・地域の舵取りをする代表者を選ぶためです。国会では、選ばれた代表者の中から内閣総理大臣も決めます。このような選挙は、日本国憲法の考え方にもとづいて行われています。また、やめさせたいと思う最高裁判所の裁判官の審査を一緒に行う選挙もあります。これは、日本国憲法に、決められています。

3.どうして18歳から投票できるのですか。

 選挙をする権利は、日本国憲法で保障されています。そしてその権利は、18歳になると与えられます。もっと若い人にも選挙に行ってほしいので、2016年、選挙の年齢が20歳から18歳に引き下げられました。