授業のながれ(中学校)

目標

美術作品を鑑賞し、作者に宛てた手紙を書くことを通して、作品が制作された背景や表現に込められた意図などについて考え、作品や対象の見方や感じ方を広げる。

活動

テーマが設けられた4つの美術作品の中からひとつ選んで、作者の心情や表現の意図、作品が制作された時代や社会などについて考える。感じたことや気づいたことを友達と共有し合いながら、見方や感じ方を広げたり深めたりするとともに、それらをふまえて、作者に宛てた手紙を書く。

※作品にリンクしたテーマは補助資料をご参照ください。

  1. 大阪中之島美術館で開催される展覧会を紹介し、展示の特徴について説明する。 ※都市、夢、フォルム、表現などのテーマに沿って大阪中之島美術館、東京国立近代美術館、パリ市立近代美術館の作品が三点セットで展示されている。
  2. グループで手紙を書く作品を決める※作品にそったグループ、普段の学習グループなど
  3. 作者の心情や表現の意図、時代や社会の様子などについて話し合い、ワークシートにまとめる。
  4. ワークシートの内容をもとに、作者への手紙を書く。

指導の留意点

  • 学びを深めるために、5人程度のグループで活動することが望ましい。
    (対話の促進がねらいなので、友達同士、生活班などグループ構成を柔軟に考える。)
  • グループ毎の鑑賞の前に、短時間でもクラス全体で4つの作品を鑑賞する。
  • クラスの実態に応じて、「グループでワークシートに記入した後に、生徒それぞれで手紙を書く」「グループでワークシートに記入した後に、グループで1通の手紙を書く」などが考えられる。
  • 話し合いでは、形や色彩、材料や光など、造形の要素や造形的な特徴などを根拠に、具体的に話し合えるようにする。
  • 作品の情報(補助資料参照)については、生徒の実態に応じて提供するタイミング(導入時に提供する、話合い時に使用する、情報無しで鑑賞する時間と情報ありで鑑賞する時間を分けるなど)を考える。
  • 作者の心情や表現の意図などについて生徒が考える際には、作品が制作された時代や社会の様子、芸術的な運動なども踏まえることが望ましい。
  • 手紙の内容の充実よりも、活動全体を通して鑑賞に関する資質・能力が高まることを目指す。