令和6年度 教科書
「新・見てわかる社会と情報」
「もっと」見てわかるを目指して。
3行の本文とイラストをメインにした解説で「情報」の世界に一石を投じた教科書が、「もっと」見てわかるようになりました。
表紙の説明
教科書に登場するキャラクターが、スマートフォンやコンピュータを活用している場面を、明るく前向きなイメージで描いています。学びというものは堅苦しいものではなく、高校生の「いま」に密接な関わりがあること、情報での学びが「これから」の人生を豊かにすることを伝えたいと考え、あえて漫画的な表現を採用しています。
Point
3行本文とイラストの間をつなぐキャラクターのやりとりを追加。
ソフトウェアの操作説明ページは無理のない視線移動を意識したレイアウトに。
情報モラルの漫画を章末コラムに。法律・条文の説明もイラストで見てわかる。
知識面も十分にサポートする「章のまとめ」と「章末問題」。
わかったつもりで終わらせない丁寧な説明と充実した巻頭巻末資料。
取り組み
特別支援教育・カラーユニバーサルデザイン
誰もが使いやすく学びやすい教科書をめざして、国立特別支援教育総合研究所客員研究員の大内進先生に校閲をお願いしました。特別支援教育やユニバーサルデザインの観点から、見やすさ、読みやすさ、分かりやすさに配慮した教科書作りに努めています。
防災・安全教育
関西大学教授の河田惠昭先生に校閲をお願いしました。昨今の防災・安全教育の重要性から考えて、防災・安全に関わる内容を取り扱い、生徒の意識を高めたいと考えています。
著作関係者
著作者
- 水越敏行(大阪大学名誉教授)
- 村井 純(慶應義塾大学教授)
- 生田孝至(岐阜女子大学理事・大学院教授)
- ほか39名
目次
学校現場での授業の流れを参考にした章構成をさらに洗練させました。コンピュータの基本操作と情報モラルを前半に、情報技術や情報システムのしくみは後半にまとめています。また、各章末には情報モラルに関連したテーマの漫画コラムを掲載しています。
第1章:情報社会に生きるわたしたち
- ※スマートフォンが身近なツールである高校生に、コンピュータを活用することのメリットなども伝え、将来のキャリアに必要なスキルであることを意識させたいと考えました。
- 情報社会で活躍しよう
- コンピュータを道具にしよう
- ルールやマナーを守ろう
- インターネットはみんなが見ているなど
- +漫画コラム「言葉を豊かに、心を細やかに」
第2章:コンピュータを使いこなそう
- ※コンピュータの基本を学ぶ章です。文字入力、ファイル操作とともに、著作権等についての配慮もしながら文書処理ソフトウェアの実習に取り組みます。
- コンピュータを使う前に
- 文字を入力してみよう
- データを保存するときに
- 文書処理ソフトウェアの使い方(操作実習)など
- +漫画コラム「スマートフォンを駆使してコミュニケーションしよう」
第3章:情報を整理して伝えよう
- ※問題解決の手順を追いながら、表計算ソフトウェアとプレゼンテーションソフトウェアを活用する実習に取り組みます。
- 問題解決をしてみよう
- データを分析してみよう
- 表計算ソフトウェアの使い方(操作実習)
- 情報をわかりやすく伝えよう
- プレゼンテーションソフトウェアの使い方(操作実習)など
- +漫画コラム「何とかするには、やはり行動しなくちゃ」
第4章:情報社会の課題について考えよう
- ※情報社会の課題について学ぶ章です。「見てわかる」のコンセプトを活かし、簡潔な説明と図解による豊富な事例でわかりやすく解説しています。
- サイバー犯罪、詐欺
- 個人認証とアクセス制御
- 個人情報の保護
- 知的財産権など
- +漫画コラム「著作権の許諾もWIN-WINの発想で」
第5章:情報社会のしくみを知ろう
- ※メディアや情報通信技術、情報システムのしくみを学ぶ章です。理解が難しい技術的な内容もわかりやすく図解しています。
- 情報とメディアの特徴
- 情報のディジタル化のしくみ
- ネットワークでデータを送るしくみ
- 社会における情報システムなど
- +漫画コラム「備えあれば憂いなし」
内容解説資料
2019~2021年度用電子ブック(2.1MB)
高等学校「情報科」教科書ダイジェスト版電子ブック(8.4MB)