読み物プラス

読み物プラス

3年8ヶ月
2015.09.07
読み物プラス <Vol.17>
3年8ヶ月
福島県郡山市立開成小学校教諭 大塚久
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 震災後から描き始めている4作目の漫画が完成しました。

 私の思いは、震災後の福島の状況を風化させないことだけにあり、私は福島県人として、この活動を続けていく義務があると思っています。

 2014年11月、写真家の中筋純さんと浪江方面へでかけるチャンスをいただきました。震災後、私は、それらの場所へ行くことができませんでした。今回、実際に目で見て感じたことがたくさんありました。その時の思いや、避難されている方々の思いなどを想像してできたのが、今回の漫画です。避難されている想いは、まだまだ遠い物だと思いますが、心を込めて描きました。福島には、まだまだ帰宅できないところがたくさんあります。いろいろな方に福島に関心を持っていただけると助かります。

 私の漫画は、「福島の真実!」を描いているわけではありません。風化させずに、そして希望のある作品(フィクション)にしようと常に思っています。

 この漫画は、いろいろな方の協力によって製本されております。この場をお借りして感謝申し上げます。

 今回も手に取っていただきありがとうございます。

 また、最後まで読んでいただきありがとうございます。

 そして、また来年お目にかかれたらうれしく思います。

読み物プラスVol.14「奥羽行進曲」
読み物プラスVol.01「NOT YET OVER-あどけない瞳に映るもの-」
学び!トピックス Vol.32「福島の先生が3.11後を漫画に。」